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フリーダイヤルはIP電話からかけられる?つながらない理由やかける方法、注意点を解説

2024年6月3日
フリーダイヤルはIP電話からかけられる?つながらない理由やかける方法、注意点を解説

発信者側に通話料がかからないフリーダイヤルは、IP電話からつながらない場合があります
かけたいときに、どうすればよいのか悩む人もいるでしょう。

そこでこの記事では、IP電話でフリーダイヤルにつながらないときの理由やかける方法、注意点を解説します。

IP電話を契約中でフリーダイヤルにかけたいとき、ぜひ参考にしてください。

多くのIP電話はフリーダイヤルにかけられない

多くのIP電話はフリーダイヤルにかけられない

一部のサービスを除き、多くのIP電話ではそのままの状態ではフリーダイヤルにかけられません

また、発信者の位置情報を通知する機能がないため「110」や「119」などの緊急通報への発信もできないでしょう。

まずは、IP電話とフリーダイヤルの特徴やつながらない理由を解説します。

IP電話とは

IP電話とはおもに以下3種類の、インターネット回線を利用した電話サービスです。

  • 050IP電話:050で始まる11桁の電話番号を取得できる
  • 0ABJ番号IP電話:市外局番で始まる電話番号を取得できる
  • 通話アプリケーション:電話番号なしで利用できる

いずれも、固定電話より通話料金が安く抑えられます。

また、番号不要だったり、簡単に番号を取得できたりするIP電話もあり、手軽に利用できます。

フリーダイヤルとは

フリーダイヤルとは「0120」+6桁の電話番号をもつ、発信者側に料金が発生しない電話サービスです。

「着信課金電話番号」「フリーコール」とも呼ばれ、着信者側が通話料金を負担する仕組みになっています。

おもに使われている現場は、企業の問い合わせ窓口や受注窓口などです。

IP電話ではフリーダイヤルにつながらない理由

IP電話からフリーダイヤルにつながらない理由は、フリーダイヤルが電話回線向けのサービスであるためです。

インターネット回線であるIP電話は対象外となり、通じないケースが多いでしょう。
また、FAXも同様の理由でIP電話から発信できません。

IP電話からフリーダイヤルにかける方法

IP電話からフリーダイヤルにかける方法

電話回線向けのサービスであるフリーダイヤルにも、インターネット回線のIP電話で発信する方法が2つあります。

それぞれの方法を解説します。

フリーダイヤルが可能なIP電話を契約する

フリーダイヤル発信が不可なことが多いIP電話のなかで、かけられるサービスもあります。

たとえば、NTTのひかり電話(光IP電話)やブラステル株式会社のMy050は発信可能とされています。

ひかり電話

ひかり電話はNTTが提供しているIP電話の一つで、光ファイバーケーブルを用いて通信・通話する電話サービスです。
市外局番を含む電話番号が取得できる、0ABJ番号IP電話に該当します。

0ABJ番号IP電話は総務省が定める以下4つの通話品質をクリアしており、スムーズなやり取りが重要なビジネス利用におすすめです。

また、現在の固定電話の番号も、ナンバーポータビリティで継続して利用できます。

IP電話とひかり電話との違いは、以下の記事も参考にしてください。

IP電話とひかり電話の違いとは?仕組みやメリット・デメリット、おすすめの企業を解説

My050

ブラステル株式会社が提供するMy050は、個人向けのIP電話サービスアプリです。
IP電話ではめずらしくフリーダイヤルへの発信ができ、追加料金などもかかりません。

設定費・番号維持費・通話料などは発生しますが、My 050同士の通話も無料です。

なお、商業利用には同じ会社が提供するビジネス向けのクラウドPBXサービスのBasix(ベーシックス)もおすすめです。

固定電話番号のほか、050番号もナンバーポータビリティが利用でき、個人のスマートフォンでビジネス用の050番号を通知して番号と通話料の使い分けができます。

IP電話でもフリーダイヤルへ発信できるサービスはいくつかあるため、必要性がある場合は契約前に確認しておくとよいでしょう。

IP電話解除番号を入力してから発信する

IP電話がフリーダイヤルに対応していない場合は「0000」など、IP電話解除番号を先に押したあとにかけたい番号を入力しましょう。

入力することで、インターネット回線からNTTなどの一般電話回線に一時的に切り替えられます。

なお、IP電話解除番号については、プロバイダにより異なる可能性があるため事前の確認がおすすめです。

IP電話からフリーダイヤルにかけるときの注意点

IP電話からフリーダイヤルにかけるときの注意点

IP電話からフリーダイヤルへの発信時には、3つの注意点があります。
それぞれ解説します。

契約中のIP電話が対応しているかを確認する

すでにIP電話を契約中の場合は、フリーダイヤルへの発信に対応しているか確認しましょう。
ひかり電話やMy050など、対応しているIP電話はそのまま発信可能です。

サービスによっては、フリーダイヤルにかける方法を記載している場合もあります。

通信環境を確認する

フリーダイヤルへの発信が対応可能なIP電話の場合は、インターネット環境が整っているか確認してください。
インターネット回線を利用しているIP電話は、通話品質が通信環境に左右されます。

回線の混雑や切断などがあると、つながりづらい・途中で切れるなどの状況が起こる可能性があります。

社内で大量のデータをやり取りしていたり、利用者が多かったりする時間帯には注意が必要です。

また、IP電話を解除してから発信する場合は、電波状況も確認しておきましょう。

問い合わせ時間内であるか確認する

IP電話からフリーダイヤルへかけるときは、問い合わせ時間内であるかも確認しましょう。
営業時間外であることが、つながらない原因の可能性もあります。

多くの場合、自社の営業時間内での発信は問い合わせ時間内ですが、念のため再確認するのがおすすめです。

フリーダイヤルへかけづらくてもIP電話を導入するメリット

フリーダイヤルへかけづらくてもIP電話を導入するメリット

IP電話はフリーダイヤルにかけられない場合が多いとはいえ、ビジネスにおいてはさまざまなメリットが得られます。

フリーダイヤルへかけづらくてもIP電話を導入するメリットを解説します。

コストを抑えられる

IP電話は固定電話に比べ、コストを抑えることが可能です。

工事費や端末代が不要なうえ、通話料金は全国一律で固定電話より低く設定されている傾向があります。

メンテナンスなどにかかる費用も抑えやすくなるため、ランニングコストなども踏まえて検討するとよいでしょう。

システムやアプリケーションに連携しやすい

IP電話はシステムやアプリケーションに連携しやすい特徴をもち、業務の効率化を図れます

機種によっては、着信時に該当する顧客情報をパソコンの画面に表示させ、電話を取る前に確認できるようにすることも可能です。

電話業務がスムーズにおこなえるようになるため、営業の多い企業やコールセンターなどで役立つでしょう。

人員変動に対応しやすい

IP電話は回線の数を調整しやすいため、社内の人員変動に対応しやすいメリットがあります。
部署を増設したときや繁忙期で人員を増やしたときなど、柔軟に対応できるでしょう。

また、スマートフォンとの連携で出社も不要となり、営業やリモートワークでも活用できます。

固定電話から切り替えを検討するときに必要な知識や手続きは、以下の記事でも解説しています。
併せて参考にしてください。

固定電話からIP電話への切り替えに必要な手続きは?番号や料金などの違いも解説

IP電話導入ならOA機器サービスがおすすめ

IP電話導入ならOA機器サービスがおすすめ

IP電話の導入を検討するときは、OA機器サービスを利用するとスムーズに自社に合う方法を見つけられるでしょう。

株式会社プラストのOA機器サービスでは、コンサルティングからシステム運用・メンテナンスまで、一貫したサービスとサポートを提供しています。

通信システムの専門家集団が、お客様の立場に立ってさまざまなニーズに的確に応えます。

便利な機能が豊富に備わったビジネスフォンも取りそろえていますので、まずはお気軽にご相談ください。

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フリーダイヤルにつながらないIP電話は対処法を把握しておこう

フリーダイヤルにつながらないIP電話は対処法を把握しておこう

今回は、フリーダイヤルはIP電話からかけられるのかについて解説しました。

インターネット回線を利用したIP電話は、一般的には電話回線向けサービスであるフリーダイヤルへ発信できません。

しかし、なかには対応可能なIP電話もあるため、まずは対象のサービスか確認するとよいでしょう。
対応していない場合には、IP電話解除番号を入力してから発信する方法もあります。

IP電話はフリーダイヤルへ発信しづらい特徴がありますが、固定電話よりコストを抑えられたり、システムやアプリケーションと連携しやすかったりするメリットがあります。

導入に迷う場合は、OA機器サービスを提供しているプラストにお気軽にご相談ください。

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