Wixホームページのメリット・デメリットは?作り方の手順を解説
ホームページの作成を検討している人の中には、「Wixホームページってどんなものだろう」、「Wixのホームページはどのような機能があるんだろう」と疑問を抱えている人もいるのではないでしょうか。
サービス内容をくわしく知らずにホームページ作成に取りかかると、搭載したい機能が利用できなかったり、希望のデザインのホームページを作成できなかったりします。
当記事ではWixの特徴をはじめとした、以下の内容を解説しているので、ホームページ作成ツールの利用を検討している人は、参考にしてみてください。
- Wixとは
- Wixでホームページを作成するメリット・デメリット
- Wixでのホームページ作成がおすすめな人
- Wixでホームページを作成する際の手順
Wixとは
Wixは、全世界1億人のユーザーがいるホームページ作成サービスです。
WEB制作会社にホームページの作成を依頼すると、100万円を超えるケースも珍しくありません。
しかし、Wixなら自分で簡単にホームページを作成できるので、フリーランスや小規模な企業、開業したばかりの企業から人気があります。
Wixでホームページを作成するメリット
Wixのメリットは、誰でも簡単にホームページが作れることです。
知識やスキルがなくてもホームページを制作できるように、機能やテンプレートが充実しています。
Wixでホームページを作成するメリットをくわしく紹介するので、メリット・デメリットを比較して、自分のニーズにあっているか確認してみてください。
知識やスキルがなくてもホームページを作成できる
Wixでホームページを作成する最も大きなメリットは、ノーコードでホームページを作れることです。
HTMLやCSS、JAVAscriptといったプログラミング言語を使わず作れるので、専門的な知識やスキルが必要ありません。
Wixでホームページ作成手順については後述しますが、会員登録後に順を追って質問に答えるだけで、プロ顔負けのホームページが作成できます。
ホームページに必要な機能が整っている
Wixは、ホームページに必要な機能がすべて整っています。
問い合わせフォームなどの機能を追加したい場合は、アプリメニューからホームページへ反映できるので、自分でプログラミングする必要がありません。
はじめてホームページを作成する人でも、悩まずにホームページを完成させられるでしょう。
テンプレートが充実している
Wixは、テンプレートが充実しているため、簡単にホームページのデザインを整えられます。
コンテンツの配置などはドラッグ・ドロップで自由に変更可能です。
800点以上のテンプレートから、自分好みのデザインを選択できるので、希望するホームページに近い物が作れるでしょう。
レスポンシブデザインに対応
Wixは、レスポンシブデザインに対応しています。
ホームページを閲覧するユーザーのデバイスに合わせて、表示を最適化してくれるため、ユーザビリティが向上するでしょう。
閲覧デバイスごとにホームページを使い分ける必要もありません。
無料で利用できる
Wixは、無料で使用できるホームページ作成サービスです。
サーバー一体型サービスなので、Wordpressのようにサーバー代がかかることもありません。
完全無料でホームページを作成したい人は、ぜひWixをチェックしてみてください。
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Wixでホームページを作成するデメリット
Wixでホームページを作成するデメリットは、自由度が低いことです。
また、途中でデザインの変更もできないため、目的に合った、飽きの来ないデザインを選びましょう。
デメリットについてもくわしく解説していくので、Wixでホームページを作成しようと思っている人は、メリットと比較して検討してください。
自由度が低い
Wixは使用できる機能に制限があるため、自由にカスタマイズしてホームページを作成したい人にはおすすめできません。
Wixで使用できる機能は、Wix内で公開されているアプリやテンプレートのみです。
WordPressなど、ほかのホームページ作成サービスに比べてできることが限られているため、長期的に運用していると不便に感じることもあるでしょう。
デザインの変更ができない
Wixは、ホームページ作成途中でデザインの変更が行えません。
そのため、ホームページを作成する前に、ホームページを作成する目的やターゲットを決めておくのがおすすめです。
方向性が決まってからホームページ作成を行うと、目的にあったデザインを選べるでしょう。
ページの読み込みに時間がかかる
Wixは簡単にホームページを作成できるように設計されているため、サーバーへの負担が大きく、ホームページの読み込みに時間がかかります。
Wixのサイトが重いのは、海外サーバーを使用していることが原因ともいわれているようです。
ホームページの読み込みが遅いと、ユーザビリティが低下し、サイト評価が悪くなってしまいます。
独自ドメインが使用できない
Wixは独自ドメインを取得できないため、「.wixsite.com」のドメインを使用しなくてはいけません。
企業の公式サイトとしてホームページを立ち上げる場合は、デメリットに感じる人もいるでしょう。
Wixで独自ドメインを使用したいという場合は、有料版を使用するのがおすすめです。
バックアップ機能がついていない
Wixには、バックアップ機能がついていません。
そのため、Wixからほかのホームページ作成サービスへの移行が非常に難しいといわれています。
また、ホームページが消えてしまったら復元できないので、こまめに複製をしておかなくてはいけません。
Wixでのホームページ作成がおすすめな人
Wixでホームページを制作するメリット・デメリットから、Wixでのホームページ作成がおすすめな人とおすすめできない人が見えてきました。
そこで、Wixでのホームページ作成がおすすめな人を4つのポイントにわけて解説します。
自分のニーズに合っているかどうかの判断材料にしてください。
SEOを意識していない人
Wixは、使用できるデータ容量が500MBに指定されている為、コンテンツを量産しづらく、サイトの読み込み速度も遅いため、SEOには不向きです。
そのため、「ホームページを作れればOK!」、「SEOはとくに気にしない」という人におすすめです。
ただし、対策次第でWixでもGoogleの上位表示を狙えるため、基本的なSEO対策はしておいたほうがいいでしょう。
ホームページを移行する予定がない人
Wixは、ホームページを移行する予定がない人におすすめです。
Wixはバックアップが取れないため、ホームページの情報を外部サイトに出力できません。
そのため、ほかのホームページ作成サービスに移行する可能性がある場合は、WordpressやMovable TypeなどのCMSを利用するのがおすすめです。
簡単にシンプルなホームページを作成したい人
Wixは、簡単にホームページを作成したい人におすすめです。
プログラミングの知識や技術がなくても、簡単にホームページを作成できます。
問い合わせフォームやブログといった、一般的な機能しか使用しない場合は十分満足できるでしょう。
独自ドメインの使用予定がない人
ドメインにこだわりがない人には、Wixの無料版がおすすめです。
もし、独自ドメインを利用したい場合は、Wixの有料版で独自ドメインが使用できます。
Wix有料版では、1年間だけ独自ドメインが無料で使用できるため、独自ドメインを使用したい人は、有料版をチェックしてみてください。
Wixホームページの作り方を8STEPで解説
「Wixでホームページを作成する手順が知りたい」という人もいるでしょう。
そこで、Wixでホームページを作る際の手順を、8STEPで解説します。
Wixでホームページを作りたいと考えている人は、参考にしてみてください。
STEP1:Wixに登録する
Wixでホームページを作成する際は、Wixの公式サイトにアクセスして、新規登録を行いましょう。
画面の案内に従って情報を入力するだけで、簡単に会員登録が行えます。
Wixは、Googleアカウントやフェイスブックアカウントと連携し、該当アカウントでログインが可能です。
STEP2:質問に回答する
「サイト作成をはじめる」のボタンをクリックすると、いくつかの質問が表示されるので、質問に回答していきます。
回答が難しい質問はスキップできるので、難しく考えずサクサク進めていきましょう。
回答内容に応じて、必要なアプリを自動でインストールしてくれます。
STEP3:ホームページのテンプレートを選択する
次にホームページのテンプレートを選択しましょう。
テンプレートを選択する方法は2種類あり、多くのテンプレートから自分の好みのものを見つける方法と、いくつかの質問に答えてAIにテンプレートを構築してもらう方法があります。
自分で好みのテンプレートを選ぶ場合、属性やサイトの種類でテンプレートを絞り込み、ホームページを作成する目的にあったテンプレートを選んでください。
STEP4:コンテンツを追加する
次に、ホームページに必要なコンテンツを追加していきます。
トップページやプロフィール、ブログ、企業の公式ページであれば、会社概要や企業理念なども記載しましょう。
コンテンツは動画や画像も含まれますが、Wixを無料で使用する場合は、使用できる500MBしかないので、容量の大きなデーターを何種類もアップロードするのはおすすめできません。
STEP5:機能を追加する
Wixは、ホームページのデザイン性を高めるアプリやビジネス向けアプリ、マーケティング支援ができるアプリなど、目的別にアプリが公開されていて、ニーズにあわせて追加できます。
たとえば、小売店のホームページとして開設する場合は、お問い合わせフォームやQ&A、ネットショップ関連のアプリを追加すると、インターネットからも売上に貢献できるでしょう。
このように、ホームページを作成する目的にあわせて、必要な機能を追加してください。
STEP6:全体のデザインを調整する
コンテンツや機能を充実させたら、全体のデザインを調整していきます。
デザインの調整は、追加したいパーツや移動したいパーツをドラッグし、設置したい場所まで移動させる簡単作業なので、ホームページを作成したことがない人も、すぐに作業に慣れるでしょう。
また、エディタメニューの設定から、モバイル最適化の設定もできるので、ホームページ公開前に設定しておいてくださいね。
STEP7:SEO対策をする
ホームページを多くのユーザーに見てもらうためには、SEO対策が欠かせません。
WixはSEOに弱いといわれていますが、ダグやメタディスクリプション、altタグの設定など、一般的なSEO対策は行いましょう。
Googleで上位表示させたい場合は、Googleアナリティクスやサーチコンサルを使用したり、独自ドメインを取得したりするのがおすすめです。
ホームページで検索上位されるには?いますぐできるSEOの内部外部対策
STEP8:ホームページを公開する
最後に、プレビュー機能でホームページのコンテンツ内容やデザインを確認して、問題がなければ公開しましょう。
ホームページは作成したら終わりではなく、その後効果測定をして、SEO対策がきちんとなされているか確認しなくてはいけません。
問題のある箇所を発見したら、速やかに修正し、ユーザーが快適に利用できるホームページを維持することが大切です。
独自ドメインを使用したい人は有料プランがおすすめ
この記事では、WIXでホームページを作成するメリット・デメリット、Wixでホームページを作成するのがおすすめな人、Wixでホームページを作成する手順を8STEPで紹介しました。
今回は、無料版Wixのホームページ作成方法をご紹介しましたが、SEO対策に力を入れたい人や、ホームページをこだわって作りたい人は、独自ドメインを使用できる有料プランに加入するのがおすすめです。
有料版のWixは、独自ドメインが使用できるだけでなく、データ容量の増加や帯域幅の増加、Wix広告が非表示になるというメリットもあるため、無料版よりも自由度が高く、クオリティの高いホームページが制作できます。