SEO対策の費用はどのくらい?気になる料金相場と料金体系について解説
「自社でSEO対策するのは難しい」
「SEO対策をどのように始めたらいいのか分からない」
上記のようにお困りの担当者の方も少なくありません。
SEO対策を専門家に外注した場合、月額費用はどのくらいかかるのでしょうか。
この記事では、SEO対策の外注費用に関して分かりやすく解説していきます。
SEO対策の外注を検討されている場合はぜひ参考にしてみてください。
SEO対策とは
SEOとはSearch Engine Optimizationの略称で「検索エンジン最適化」を意味する言葉です。
SEO対策とは、Googleをはじめとした検索エンジンでの検索結果から自社サイトへと流入や売上、リード獲得などを大きく増やすための対策を講じることをいいます。
SEO対策の必要性について
具体的にはSEO対策というと、検索エンジンで上位表示させるために行う施策というニュアンスで使われることがほとんどです。
せっかく有益なコンテンツを作成してもユーザーの目に留まらなければ意味がありません。
そのためには、検索エンジンに正しくページ内容を評価してもらう必要があります。
Webページを最適化することはユーザーの目に留まるように情報の露出に繋げ方法として必要不可欠なのです。
SEO対策にかかる費用一覧
SEO対策の内容は主に次の5つがあります。
- ●SEOコンサルティングの費用
- ●コンテンツSEOの費用
- ●内部SEO対策の費用
- ●外部SEO対策の費用
- ●SEOサイト設計の費用
サービス内容ごとの費用相場をまとめました。
SEO対策内容 | 費用相場 |
---|---|
SEOコンサルティング費用 | 10万~50万円程度 |
コンテンツSEO費用 | 5万~30万円程度 |
内部SEO対策費用 | 10万~100万円程度 |
外部SEO対策費用 | 1万~15万円程度 |
SEOサイト設計費用 | 10万~100万円程度 |
SEOコンサルティングの費用
SEOコンサルティングの費用は、月額10万円~50万円程度が相場です。
ただし、サイトの規模によっては、100万円程度になる場合もあります。
SEOコンサルティングは、サイトの状況から見直しや改善を図り、総合的にSEO対策を行うサービスです。
具体的な対策内容は次のようになります。
調査・分析・診断 | 主にキーワード調査、競合調査、自社サイト分析・診断など |
コンテンツ企画 | コンテンツに関する企画、ホームページ改善、ツール活用支援、カテゴリーの構成など |
ライティングに関する指示 | コンテンツのライティング添削や指導、タグの使い方などの指導など |
費用はサイトの規模ページ数による
調査から企画までSEO対策を総合的に行うため、費用はサイトの規模やページ数によって変動します。
かなり高額になるケースもありますが、的確な改善ができるというメリットがあります。
コンテンツSEOの費用
コンテンツSEOの費用は、5万円~30万円程度が相場となります。
コンテンツSEOは、アクセス数をアップさせることを目的にコンテンツ記事を作成するため、記事単位で1記事につき数千円~10万円程度かかることもあります。
コンテンツSEOの費用に幅がある理由
費用に幅があるのは、対策するキーワードやコンテンツの内容、記事作成を依頼するライターのレベルによって異なるからです。
コストは大切ですが、コンテンツの品質が低いと成果につながらない場合があるため、見極めが重要です。
コンテンツSEOの依頼方法
コンテンツSEOの依頼は、大きく次の2つがあります。
- ●毎月数本を月額料金固定で支払う方法
- ●数本~100本近くをまとめて依頼して一括で支払う方法
内部SEO対策の費用
内部SEO対策の費用は、10万円~100万円程度が相場です。
内部SEOとは、サイト内の構造や文章の見直しを行い、最適な状態にすることです。
具体的な内容としては次のようなことがあげられます。
- ●タイトルや見出しタグを最適化する
- ●ディスクリプションの見直しを行う
- ●HTML構造を改善する
- ●内部リンク設定を改善する
サイト内の構造はなぜ重要なのか
コンテンツがどんなに質の良いものであっても、サイト内の構造が適切でない場合、Googleからの評価を得て検索上位表示を獲得することができません。
一方、内部SEO対策として見直しや改善を実施したところ、順位が飛躍的に伸びたというケースは多く、それほど内部SEO対策は重要なのです。
費用はどの程度の改善が必要かによって異なる
内部SEO対策の費用には、大きな幅があります。
どの程度の改善が必要か、どこまで対応してもらうのかによって料金が大きく異なるからです。
外部SEO対策の費用
外部SEO対策の費用は、1万円~15万円が相場です。
外部SEO対策とは外部リンクを獲得するためのSEO対策のことです。
外部リンクとは?
外部リンクとは、自社サイトへのリンクが他のドメインのサイトに貼られることです。
それにより、外部のサイトからのアクセスが上がることで検索エンジンからの評価もアップします。
外部リンクの対応は減少傾向にある
外部リンクを専門業者から不正に購入することをGoogleが禁止しているという背景もあり、外部SEO対策を行う会社は減少傾向にあります。
SEOサイト設計の費用
SEOサイト設計の費用は、10万円~100万円が相場です。
SEOサイト設計とは、新しくサイトを設計する業務を一括で発注して、成果が出た場合に支払いをするというものです。
大規模なサイトになるとページ数が多くなるため、100万円以上の費用がかかることもあります。
SEOサイト設計の具体的な内容は?
SEOサイト設計は、新しくサイトを設計する際の「調査」「分析」「企画」のことです。
具体的な内容は次のとおりです。
- ●キーワード調査
- ●競合調査
- ●アクセス分析
- ●コンテンツの分析
- ●コンテンツの企画
- ●カテゴリーの構成
SEO対策のサービス内容と費用の関係性
場合にもよりますが、SEOサービスの中で最も高額なのは、SEOコンサルティングです。
これは、Google検索のアルゴリズムにおいて重要な要素に対して、総合的に網羅した対策を行うからです。
また、SEO対策の費用はサイトの規模やページ数によっても大きく左右されます。
数百~数千ページもある大規模サイトになれば、その分業者がチェックして見直す手間がかかるため、費用もかさむことになります。
その点、数十ページ程度の小規模なサイトの場合は、業者が見直す手間も少なくなるので、費用が抑えられる傾向にあります。
SEO対策に費用かけるタイミング(外注の必要性)
SEO対策のために、外注を利用するタイミングかどうかを判断する基準は「SEOの知識の有無」です。
時間や人材の不足によってSEO対策が促進できない場合や、SEO対策を行っていても成果が出ていない時などもそれに該当します。
次のようなことがある場合、SEO対策を外注に依頼して費用をかけて改善することを検討しましょう。
- ●SEO知識がまったく無い
- ●SEOの知識はあるが、リソースが不足してる
- ●SEOの知識があり、対策してみたが成果が出せない
SEO知識がまったく無い
SEOの知識がまったく無い場合、サイトを最適化することが難しく、Googleに評価されるサイトを構築することができません。
自然検索による流入をあまり見込めないため、ユーザーの獲得に大きく影響します。
このような場合は、総合的なSEO対策を依頼できる「SEOコンサルティング」を中心とした外注を検討するタイミングだといえます。
SEOの知識はあるが、リソースが不足してる
SEO対策の知識は十分にあるが、人員や時間などリソースが不足していることが原因でSEO対策の促進ができない場合があるなら、外注を検討するタイミングです。
せっかく知識があってもコンテンツの積み上げや被リンクの獲得を頻繁にできないのであれば、サイトの品質を上げることが難しくなります。
Googleからも評価されづらくなることが考えられます。
この場合は、不足しているところを補うため、部分的なSEO対策に費用をかけ外部依頼するのがよいでしょう。
SEOの知識があり、対策してみたが成果が出せない
自社でSEO対策をおこなってみたものの、成果が出せない場合は外注を利用することをおすすめします。
知識を活かして対策を積極的に進めているつもりでも、成果がでていないのであれば、コンテンツの状況や内容が有効なものになっていないことが考えられます。
総合的なSEOコンサルティングサービスを受けて、競合と類似することなく、かつユニークで独自性のあるコンテンツができるようになるでしょう。
SEO対策に費用をかけても良い成果が出る保証はない
SEO対策に費用をかけてプロに任せれば、指南してもらえたり、質の高いSEO対策ができるようになったりします。
サイトの質が高くなれば、その分Googleからの高い評価も得られやすくなるでしょう。
しかし、業者に依頼したら、必ずしも良い成果が出るとは限りません。
なぜなら、担当者に必ず実力や実績の高い人がつくかは分からないからです。
外注を利用する場合は、実績の豊富なSEO対策会社を選びましょう。
SEO対策を外注するメリット
費用をかけてでもSEO対策を外注するメリットには大きく2つあります。
- ●全体的なWeb集客が期待できる
- ●Googleのアップデートに即対応できる
全体的なWeb集客が期待できる
総合的に任せられるSEOコンサルティングを依頼した場合、自社のWeb集客について全体的に考えることができます。
外部の客観的な視点でサービスや強みを活かしたコンテンツや企画が期待でき、新規ユーザーへ訴求するチャンスにもなります。
プロに依頼することで「事業を理解した上でどう流入を増やすか」や「売上向上にどうつなげていくか」といったポイントを押さえたSEO施策を打ってもらえます。
Googleのアップデートに即対応できる
Googleは検索アルゴリズムのアップデートを頻繁に行います。
年に数回行うこともあり、アップデートされると検索順位に変動が起きる可能性が非常に高く、影響も大きいです。
SEO対策の専門業者はGoogleのアップデートを常に意識してアンテナを張っています。
そのため、万が一、順位が大幅に下がったとしても対策などアドバイスや提案をしてもらえるので、安心です。
SEO対策を外注するデメリット
SEO対策を外注するとメリットが多いように感じますが、デメリットもあります。
費用がかかる
SEOを外注する際の最大のデメリットといえば、やはり費用です。
総合的なSEO対策をするSEOコンサルティングはもちろん、部分的なSEO対策の依頼でも外注すると決して安くない固定費がかかります。
費用と内容のバランスやどこまで対応してもらえるか等、SEO対策を依頼する会社の選定はとても重要です。
業者を決める際には、少なくとも3社程度からは合い見積もりを取るようにしましょう。
自社でSEO対策ができなくなる恐れがある
SEO対策はWebサイトの運営を継続する限り続ける必要があります。
外注化してしまうとその会社に任せきりになってしまうため、自社にSEO対策のノウハウがたまらないというデメリットがあります。
インハウス化も増えてきている
インハウス化とは、自社でSEO対策を行うことをいいます。
SEO対策を外注しつづけることも可能ですが、自社でのSEO対策にする企業も増えてきています。
外注するにしても、先のことを見据えてレクチャーを受けられるかどうかも確認すると良いでしょう。
独学よりはコスパがいい
外注先の業者からSEOについて学ぶことができれば、自社でSEO対策を独学で行って試行錯誤するよりもはるかにコスパが良いといえます。
プロのノウハウを吸収して、将来的に自社でSEO対策を行うことも視野にいれておきましょう。
SEO対策会社の費用が異なる理由
SEO対策の合い見積もりを取ると、業者によって値段が異なるはずです。
SEO対策を実施する会社が、どの分野のどの部分にどれくらい注力するのかによって、費用が変動するからです。
SEO対策の料金体系にょっても費用が変わる
SEO対策を外注する場合、特化する分野などの他に料金体系によっても費用が異なります。
料金体系は、「月額固定費用」と「成功報酬」の2つの型に分かれます。
成功報酬型のSEO対策
成功報酬型のSEOは、契約の際に事前に取り決めをした目標が達成された場合に費用の支払いが発生するという仕組みです。
一般的には、依頼したキーワードで検索順位の10位以内に入ったら、その日数分の費用を算出します。
また、順位によっても金額が異なり、順位が上がるほど高くなります。
成功報酬型SEOのメリット・デメリット
成功報酬型のメリットは、成果がでなければ費用が発生しないことです。
ただし、最低契約期間が設けられている場合があります。
デメリットは、成果が出た場合は月額固定型よりも多くの費用が発生する場合があることです。
また、成功報酬の他に初期費用が必要になるケースもあります。
月額固定費用型のSEO対策
月額固定型のSEO対策は、Google検索の順位などの成果に関係なく、その名のとおり月額固定で費用が発生します。
SEOで成果が出るまでには数か月から1年以上など一定の時間を要します。
成功報酬型だとその間に費用が発生しませんが、その間に費用が発生しないというのは健全とはいいがたいです。
月額固定費用型SEOのメリット・デメリット
月額固定費用型のメリットは、SEO対策の予算を立てやすいことです。
デメリットは成果に関係なく費用が発生することです。
しかし、費用が発生していることで安定したサービスを受けられるともいえます。
まとめ
SEO対策は、自社の潜在顧客を獲得するために重要な取り組みです。
おろそかにしてしまうと、競合他社から遅れをとり、売上アップなどにも大きく影響を及ぼす可能性もあります。
SEO対策を行うのが自社で難しいなら、やはり専門業者に依頼してSEO対策を行いましょう。
自社のニーズにあった、実績の確かなSEO対策の業者を選び、費用対効果の高いSEO対策に取り組みましょう。