小規模オフィスは空間活用が重要!おしゃれなレイアウトのポイント

「小規模オフィスどうレイアウトしたらいいんだろう」、「小規模オフィスは野暮ったくなってしまう」と悩んでいる人が多いのではないでしょうか。
小規模オフィスをおしゃれにレイアウトするには、どれだけデッドスペースを有効活用できるかが重要です。
この記事では、小規模オフィスをおしゃれにレイアウトするポイントを解説しているので、小規模オフィスのレイアウトに悩んでいる人は参考にしてください。
当記事を読むとわかること |
---|
小規模オフィスとは? 小規模オフィスのメリット チームで連会を取りやすい 小規模オフィスのデメリット 小規模オフィスのレイアウトを考える際のポイント 小規模オフィスをおしゃれにレイアウトするポイント |
小規模オフィスとは?

小規模オフィスとは、20坪以上50坪未満のオフィスのことです。
近年、リモートワークの導入にともない、オフィスを縮小する企業が増えているため、小規模オフィスに注目が集まっています。
小規模オフィスにはどのようなメリット・デメリットがあるのか解説するので、自社のニーズや働き方にあっているか確認してみてください。
小規模オフィスのメリット
通常のオフィス規模から縮小する際、ワークスペースやミーティングルームなどのスペース確保に不安を感じる人もいるでしょう。
しかし、小規模オフィスには通常のオフィスにはない魅力が非常に多くあります。
小規模オフィスのメリットとして、下記5つを紹介します。
- レイアウトに社員の希望を反映しやすい
- コストを抑えられる
- コンセプトのあるレイアウトがしやすい
- 社員同士のコミュニケーションが活発になる
- チームで連会を取りやすい
レイアウトに社員の希望を反映しやすい
通常のオフィス規模では、社員の希望に合わせてレイアウト変更をするのは、簡単なことではありません。
しかし小規模オフィスは、レイアウト変更が比較的容易にできるため、社員の希望をオフィスのレイアウトに反映しやすいといえるでしょう。
オフィスを使用していくなかで、「使いにくい」、「こうしたら効率がよくなるのでは」という声に即座に対応できます。
コストを抑えられる
小規模オフィス最大のメリットとして、通常のオフィスよりもコストが抑えられる点が上げられます。
オフィスの賃料は、広さや立地、築年数で決まるため、小規模オフィスは賃料が抑えられるでしょう。
さらに、設置する設備や家具の数も少なくなるので、設備投資の費用も抑えられます。
コンセプトのあるレイアウトがしやすい
小規模オフィスは、統一感のあるレイアウトにまとめやすい傾向にあります。
大規模オフィスの場合、自分たちだけでレイアウトを考え、全フロアの統一感を持たせるのは非常に大変です。
しかし小規模オフィスの場合、レイアウトを考えなくてはいけないスペースが狭く、備品も少ないので、自分たちの考えたコンセプトでレイアウトを組みやすいでしょう。
社員同士のコミュニケーションが活発になる
小規模オフィスは、コミュニケーションの活性化が期待できます。
小規模オフィスのレイアウトは、オフィススペースを集約することが多いため、自然と会話をする機会が増えるでしょう。
アットホームで風通しのいい会社を目指す企業におすすめです。
チームで連会を取りやすい
小規模オフィスは、チームで連携して仕事をするのに最適です。
前述したように、小規模オフィスには自然と会話が生まれます。
そのため、お互いの仕事の進捗状況を把握しやすく、チーム一丸となってプロジェクトに取り組めるでしょう。
小規模オフィスのデメリット
小規模オフィスには多くのメリットがあるとわかりましたが、多くの人が不安に思っているように、デメリットもあります。
小規模オフィスのレイアウトを考える際は、デメリットを考慮することが大切です。
そこで、小規模オフィスのデメリットを下記3つ紹介します。
- 圧迫感がある
- 収納が少ない
- 狭い空間にさまざまなスペースを確保しなくてはいけない
圧迫感がある
小規模オフィスは、20坪~50坪のコンパクトなオフィスなので、圧迫感が気になる人もいるでしょう。
とくに、設置しなくてはいけない家具や設備が多い場合は、閉塞感のあるオフィスになってしまいます。
小規模オフィスをレイアウトする際は、いかに圧迫感のないインテリアにするかを考慮することが大切です。
収納が少ない
オフィスは、重要機密の書類や仕事に必要な備品など、収納しておかなくてはいけないものが多いです。
しかし、小規模オフィスは収納が少ないため、収納スペースに悩むこともあるでしょう。
小規模オフィスをレイアウトする際は、デッドスペースに収納をつくるなどの工夫が必要です。
狭い空間にさまざまなスペースを確保しなくてはいけない
小規模オフィスは、狭い空間にさまざまなスペースを確保しなくてはいけません。
オフィスに必要なワークスペースはもちろん、ミーティングルームや休憩室、応接スペースなど、会社に必要なスペースは多くあります。
小規模オフィスでは、各スペースすべてを用意するのが難しいため、併用も検討してみてください。
小規模オフィスはゾーニングが重要

ゾーニングとは、レイアウトを検討するまえに、どのスペースにどのような機能を持たせるのか考えることです。
ゾーニングを考えずにレイアウトすると、仕事の効率が落ちてしまうこともあります。
オフィスのゾーニングは以下の4種類が考えられ、業務導線に合わせた配置を行わなくてはいけません。
種類 | スペース内容 |
---|---|
来客対応する場所 | 応接室 |
社員来客ともに利用する場所 | エントランス 応接室 喫煙室 トイレ |
社員のみが利用する場所 | ワークスペース 給湯室 休憩室 ミーティングルーム 社長室 |
セキュリティ関連の場所 | 機密書類などを収納するスペース |
小規模オフィスのレイアウトを考える際のポイント

小規模オフィスのレイアウトを考える際は、いくつかポイントがあります。
ポイントを抑えてレイアウトすることで、業務効率がアップするでしょう。
ここからは、下記8つのポイントを解説します、
- コンセプトを明確にする
- 社員の希望を聞いておく
- 必要なスペースを確認しておく
- 必要な執務スペースの広さを確認しておく
- 稼働数を元に必要な座席を用意する
- 収納スペースを確保する
- 間仕切りはシェルフや本棚を使用する
- 導線を考慮したレイアウトにする
コンセプトを明確にする
小規模オフィスのレイアウトを考える際は、まずオフィスのコンセプトを明確にしましょう。
コンセプトによって、家具の素材や色が異なります。
コンセプトを決めずにレイアウトをすると、統一感のないインテリアになってしまうので注意しましょう。
社員の希望を聞いておく
レイアウトを考える際は、事前に社員の希望をヒアリングしておくのがおすすめです。
事前にヒアリングしておくことで、社員が使用しやすい家具や設備を揃えられます。
社員の使いやすい設備を揃えることで、仕事の効率がアップするでしょう。
必要なスペースを確認しておく
レイアウトを考える際、自社に必要なスペースを確認しておきましょう。
たとえば、来客のあるオフィスでは、待合室や応接室の用意が必須です。
逆に、来客のないオフィスは、その分社員の休憩スペースを広くとることができるでしょう、
必要な執務スペースの広さを確認しておく
小規模オフィスをレイアウトする際は、執務スペースの確保がかかせません。
一般的には、業務を追行するために必要なスペースは、1人あたり3坪程度必要なので、どの程度の執務スペースが必要なのか確認しておきましょう。
また、一般的なオフィスのスペース配分は以下に表として記載しているので、参考にしてみてください。
スペース | 配分 |
---|---|
ワークスペース | 50% |
共有スペース | 15% |
役員スペース | 10% |
休憩スペース | 10% |
情報管理スペース | 10% |
収納スペース | 3% |
交通スペース | 2% |
稼働数を元に必要な座席を用意する
小規模オフィスのレイアウトでは、稼働数を元に必要な座席を用意するのがおすすめです。
リモートワークを導入している場合、社員全員分の座席を用意しても、使用されないことも多いでしょう。
そこで、出社人数や稼働数を元に座席を用意することで、ムダのない座席配置が可能です。
収納スペースを確保する
小規模オフィスは収納スペースが少ないので、収納スペースの確保が欠かせません。
収納スペースを作る際は、1か所にまとめるのがおすすめです。
あちこちに収納スペースを作ると、デッドスペースができてしまうため、おすすめできません。
間仕切りはシェルフや本棚を使用する
オフィス内を間仕切りで仕切る場合は、シェルフや本棚を使用するのがおすすめです。
シェルフや本棚を間仕切りに使用すると、収納スペースが増加します。
また、インテリアの仕方によっては、おしゃれなオフィスにすることもできるでしょう。
導線を考慮したレイアウトにする
小規模オフィスのレイアウトは、導線を考慮したレイアウトが重要です。
導線を意識せずにレイアウトを決めると、業務効率が低下します。
また、来客対応などもしづらく、機密保持の観点からも不安が生じるので注意しましょう。
小規模オフィスをおしゃれにレイアウトするポイント

ここからは、小規模オフィスをおしゃれにレイアウトするポイントを解説します。
小規模オフィスをおしゃれにレイアウトするためには、空間に余裕を持たせることが重要です。
おしゃれにレイアウトするポイントとして、下記5つを紹介するので、参考にしてください。
- 色や素材を統一する
- 視線を遮らない家具を選ぶ
- ウォールアートを取り入れる
- ワークスペースをフリーアドレス化する
- 兼用スペースを設ける
色や素材を統一する
小規模オフィスをおしゃれにレイアウトしたい場合は、コンセプトをもとに、家具やファブリックなど、インテリアの色や素材を統一しましょう。
たとえば、明るく働きやすいオフィスをコンセプトにするなら、明るい色の家具やファブリックで統一するのがおすすめです。
インテリアの色や素材に統一感がないと、ごちゃごちゃした印象になるので注意してください。
視線を遮らない家具を選ぶ
小規模オフィスは、狭く圧迫感があるため、視線を遮らない家具を選ぶのがおすすめです。
背の高い家具や、完全に視線を遮ってしまうパーテーションを採用すると、余計に狭い印象になってしまいます。
背の低い家具や、視線を遮らないパーテーションを選ぶことで、圧迫感が解消されるでしょう。
ウォールアートを取り入れる
「オフィスにおしゃれなインテリアを取り入れたい」という場合は、ウォールアートを取り入れるのがおすすめです。
ウォールアートなら、空間を狭めることなくおしゃれな空間を演出できます。
ウォールアートは、ポスターだけでなく、壁画や立体造型、オブジェ、照明など、さまざまな選択肢があるので、コンセプトに合わせて選んでみてください。
ワークスペースをフリーアドレス化する
小規模オフィスをおしゃれにレイアウトしたいなら、ワークスペースをフリーアドレス化するのもおすすめです。
フリーアドレス化とは、固定の座席を作らず、好きな座席で仕事をするスタイルのことを指します。
フリーアドレス化するとワークスペースが省スペースですむので、その分スペースにゆとりが持てるでしょう。
兼用スペースを設ける
小規模オフィスは、スペースに限りがあるので、兼用スペースを設けるのがおすすめです。
たとえば、ミーティングルームと応接室を併用したり、フリースペースを作って、必要な用途で使用するなどの工夫をすると、狭いオフィスでも余裕のあるレイアウトが考えられます。
ただし、社員の休憩室は兼用せずに、独立して用意しましょう。
小規模オフィスをおしゃれにレイアウトすれば仕事効率も向上する

小規模オフィスは、狭さからくる圧迫感やスペース確保の難しさなどのデメリットもあるため、レイアウトを考える際は、デメリットを払拭して業務が効率よく行えるような工夫が大切です。
小規模オフィスをおしゃれにレイアウトしたい場合は、背の低い家具を採用したり、省スペース化により空間にゆとりをもたせるといいでしょう。
最後に、小規模オフィスをおしゃれにレイアウトする際のポイントをおさらいしましょう。
小規模オフィスをおしゃれにレイアウトするポイント |
---|
色や素材を統一する 視線を遮らない家具を選ぶ ウォールアートを取り入れる ワークスペースをフリーアドレス化する 兼用スペースを設ける |