【保存版】売り上げを上げるための方法9選!構成要素や3つの戦略を紹介
どのような方法で売上アップにつながるのかわからない方もいるでしょう。
売上を上げるためには、新規顧客やリピート客を増やすなど、さまざまな施策を考えなければいけません。
そこでこの記事では、以下の内容について紹介します。
- 売り上げを上げるための構成要素3つ
- 売り上げを上げるための具体的な9つの施策
- 売り上げを上げるための3つの戦略
売上アップするための具体的な方法を理解して、自社にも取り入れてみてください。
売り上げを上げるための構成要素3つ
売上を上げるためには、以下の3つの要素で構成されています。
要素 | 概要 |
---|---|
集客数 | 店舗に来た人数 |
成約率(CV率) | 店舗に来た人数のうち、契約や購入をした顧客の割合※ |
客単価 | 商品を購入した顧客の1人あたりの購入金額 |
※成約率は、CV数÷集客数で求められる
そして、売上を求める計算式は「売上=集客数×成約率×客単価」です。
3つの要素を一気に上げるのではなく、どの要素を上げるべきかを分析しましょう。
売り上げを上げるための具体的な9つの施策
売り上げを上げるための具体的な施策を9つ紹介します。
- 新規顧客を獲得する
- 顧客単価を上げる
- リピーターを増やす対策をする
- 顧客のマンネリ化を防ぐ工夫をする
- 商品やサービスの価格を見直す
- スタッフの印象と接客の質を向上する
- 顧客の声を参考にする
- 商品を売るための媒体や経路を広げる
- アフターフォローを徹底する
それぞれ詳しく解説していきます。
1.新規顧客を獲得する
売上を上げるためには、新規顧客を獲得しましょう。
既存の顧客数と同じように新しい顧客を獲得すれば、売上は2倍になります。
しかし、新しい顧客を獲得するのは簡単ではありません。
自社の商品やサービスを知ってもらい、購入するまでには段階があります。
段階と施策は次のとおりです。
段階 | 施策 |
認知 | ・Web広告 ・既存顧客からの紹介 ・SNSの口コミ ・公式ホームページ |
教育 | ・メールマガジン ・LINE公式アカウント |
購入 | ・LP ・ECサイト |
新規顧客を購入までに導くには、自社の商品やサービスに興味を持ってもらう必要があるため、時間と労力がかかってくるでしょう。
2.顧客単価を上げる
売上を上げるためには、1人あたりの顧客単価を上げましょう。
新規顧客数が増えなくても、顧客の単価が2倍になると売上も2倍になります。
客単価を増やすためには、2種類の施策があります。
- クロスセル:1人の顧客に多くの商品を購入してもらうこと
- アップルセル:1人の顧客が購入する商品の単価を上げること
クロスセルの具体的な例は、購入する商品と関連する商品とのセット購入で、顧客単価を上げる方法です。
一方、顧客の満足度を高めるために商品の量や質を上げて、顧客単価を上げる方法をアップルセルといいます。
それぞれ、顧客単価を上げるための施策であるため、顧客のニーズを考えながら実行していきましょう。
3.リピーターを増やす対策をする
売上を上げるためには、既存顧客の離脱を防ぐためにリピーター客を増やす対策をしましょう。
なぜなら、新規顧客が1000人増えたとしても、既存顧客が1000人離れてしまえば売上は増えません。
そのため、新規顧客を含めた既存顧客をキープする施策は、具体的に以下の場合が考えられます。
- ポイント制度の導入
- 割引クーポンや特典の配布
- メールマガジン
- LINE公式アカウント
- ノベルティプレゼント
これらの施策は、期間限定や先着順による提供でも効果があります。
リピーターを増やすためには、再び購買意欲を高めるような対策を行うと、顧客の来店頻度が増えて売上アップにつながります。
4.顧客のマンネリ化を防ぐ工夫をする
既存顧客のマンネリ化を防ぐ工夫をして、売上を上げましょう。
店を訪れるたびに、同じ商品やサービスを提供していると顧客に飽きられてしまう恐れがあります。
そのため、顧客のマンネリを防ぐためには、以下のような具体的な工夫が必要です。
- セール
- キャンペーン
- イベントの開催
- 入荷する商品の見直し
- 季節に応じた商品販売
- 定期的な新商品の発売
顧客は「新商品」や「キャンペーン」などに興味や魅力を感じられるため、他店に離れていくのを防げるでしょう。
5.商品やサービスの価格を見直す
売上を上げるためには、商品やサービスの価格を改めて見直す必要があるでしょう。
むやみに価格を下げてしまうと、商品やサービスの価値も下がって見られる可能性があります。
そのため、価格を見直す場合は、次の3つの分類に視点をおきましょう。
分類 | 概要 |
---|---|
コスト起点型 | 自社がいくらで売りたいか |
競合起点型 | 業界や競合がいくらで売りたいか |
顧客起点型 | 顧客がいくらまでなら買ってもらえるか |
上記の視点を重視して、価格を見直しましょう。
しかし、商品やサービスの値上げは顧客にとってマイナスなイメージを持たれます。
そのため、品質や希少性で価値を付けて、競合と差別化するといいでしょう。
6.スタッフの印象と接客の質を向上する
スタッフの印象と接客の質を向上すると、売上アップにつながります。
どんなに自社の商品やサービスが良くても、スタッフの態度や接客サービスが悪いと、二度とその人がいる店舗には足を運びたくないと感じるでしょう。
スタッフの印象と接客は、顧客の満足度を高めて売上の成約につながります。
そのため、社内研修や接客マニュアルなどの対策を行い、スタッフの教育を向上させる必要があります。
また、顧客に対しての電話やメール対応にも気を付けなければいけません。
すると、顧客の満足度を高められて来店頻度が増え、売上アップにつながるでしょう。
7.顧客の声を参考にする
顧客の声に耳を傾け、売上を上げるための参考にしましょう。
商品やサービスを購入した顧客の声は、いい意見も悪い意見も素直な感想をもっており、自社の問題点も再認識できるからです。
顧客の声は、以下の方法で見られます。
- SNSの口コミ
- 個人ブログ
- 公式ホームページのレビュー
- 店舗のアンケートBOX
これらの方法で顧客の声を集めることで、課題点や改善点が見つけられます。
継続的に自社の商品やサービスについての口コミ評価を収集し、改善していくと信頼感や安心感を感じてもらえるでしょう。
そして、顧客が必要としている商品やサービス販売が明確になります。
8.商品を売るための媒体や経路を広げる
売上を上げるためには、商品やサービスを売る販路を広げましょう。
媒体や経路を広げると、次の効果が得られます。
- 商品を知ってもらえる
- 商品を顧客に届けられる
- 商品を販売できる
そして主に、売上に即効性のある媒体や経路は以下のとおりです。
- ECモールへの出店
- 自社アプリ
- 販売訪問
- 実店舗での販売
商品やサービスを売る媒体や経路を拡大することで、見込み顧客に向けてアプローチができます。
また、新たな顧客の発見につながり、売上の増加に期待できるでしょう。
9.アフターフォローを徹底する
売上を上げるためには、商品やサービスを購入してくれた顧客に対して、アフターフォローを徹底しましょう。
顧客に対してのアフターフォローとは、具体的に以下のとおりです。
- 商品の使い方がわからない場合に店舗に問い合わせできる
- 不良品や故障した商品の部品を交換してくれる
上記のように、商品やサービスを購入した顧客の疑問や不安を解消することで、顧客の満足度が高くなります。
また、商品やサービスの納入・導入されて、日々気持ち良く活用できているかの状況を確認するのも必要です。
そのため、自社のお問い合わせメールや電話対応が非常に大切になります。
商品やサービスを購入した顧客のアフターフォローをすることで、信頼関係を築き上げられリピート購入につながるでしょう。
売り上げを上げるための3つの戦略
売上を上げるためには、以下の3つの手順が必要です。
- 現状の売上のデータを確認する
- 売上が下がっている問題点を見つける
- 問題解決するための計画を立てる
それぞれ詳しく解説していきます。
1.現状の売上のデータを確認する
まずは、自社の現状売上データを月または年単位で集めて、確認しましょう。
次の項目をしっかりと確認し、具体的な数値を把握する必要があります。
- 前月比
- 前年比売上
- 原価
- 予算・経費
- 成約率・リピート率
- 競合他社の売上
これらのデータは、定期的にExcelや財務会計システムを活用して記録しておくと、スムーズに確認できます。
2.売上が下がっている問題点を見つける
現状の売上データをまとめて確認後、売上が下がっている数値を見つけ、問題点を分析しましょう。
売上が下がっている具体的な理由として挙げられるのは、以下のとおりです。
- 成約率が悪い
- 客単価が低い
- 新規顧客が減っている
- 既存顧客のリピート率が悪い
- 商品やサービスの質が下がっている
売上が下がっているのは「自社に問題がある要因」と「環境の変化による要因」の2種類があります。
環境の変化による要因とは、大雨や地震などによる問題のことです。
売上が下がっている数値を見て「改善が可能か」「改善が不可能か」を見分けて考え、どんな問題点があるのかを分析しましょう。
3.問題解決するための計画を立てる
問題点の分析を深堀りでき、改善が可能な場合は解決するための計画を立てましょう。
具体的な計画の立て方は以下のとおりです。
- 来月の〇日~〇日にポイントアップキャンペーンを行う
- 雨の日に来店した顧客に10%割引を行う
- 購入金額5,000円以上した顧客にノベルティプレゼントをする
これらのように計画を立て実行しましょう。
実行後、新たに問題点を見つけ分析をし、計画を立て実行をするという繰り返しが大切です。
しかし、問題点の分析不十分や原因がわからない場合は、顧客にアンケートを取らせたり、購入履歴を確認したりなどをして施策を考えてみるといいでしょう。
基本構成や施策を理解して売り上げを上げる行動につなげよう
売上を上げるには、基本構成をしっかりと理解し、具体的な施策を自社に落とし込む必要があります。
具体的な施策を実行することで、顧客の満足度を高められます。
しかし、考えもなく「あれもこれも!」と行動しても売上アップにはつながりません。
売上を上げるための正しい手順を参考にして、顧客に好まれる商品やサービスを提供しましょう。