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クラウドPBXとはどんな仕組み?メリットは?おすすめサービス5選を比較!

2023年3月23日

クラウドPBXはインターネットを使った電話回線サービスです。
クラウドPBXを使えば個人のスマートフォンを内線化してビジネス用に使える等のメリットがあります。

この記事ではクラウドPBXの機能一覧やおすすめのクラウドPBXサービスについて紹介します。

クラウドPBXでスマホを内線化して業務効率化を進めましょう!

<この記事で分かること>
・クラウドPBXにはどんな機能がある?
・クラウドPBXを導入するメリットとは?
・おすすめのクラウドPBXサービスを知りたい!

クラウドPBXとはどんなサービス?

クラウドPBXはクラウド上でスマートフォンの内線を利用できるサービスです。

インターネットを使って電話回線を構築し、他の事業所にいるスタッフや離れた場所にいる従業員とも内線で繋げます。
クラウドPBXを使えばスマートフォンを内線化できるため、スマートフォンを固定電話やビジネスフォンのように活用できます。

PBXは「Private Branch eXchange」の略称で、日本語だと「構内電話交換機」と訳されるシステムです。

クラウドPBXとIP-PBXの違い

クラウドPBXと似ているサービスに「IP-PBX」があります。
IP-PBXはインターネット回線を利用したPBXサービスです。

クラウドPBXとIP-PBXの違いはサーバーをクラウド上に設置するのか自社内に設置するのかという違いです。
IP-PBXはオンプレミス型と呼ばれるシステムで、自社内にサーバーやシステムを構築して使用します。
一方、クラウドBPXではクラウド型と呼ばれるシステムで、クラウド上に用意されたサーバーに接続するため自前でサーバーを用意する必要がありません。

一般的に、クラウドシステムの方が工事費用がかからないため手軽に導入できるメリットがあります。
導入するために設置する作業も必要ないため、サービス購入後すぐに利用できるのもクラウドPBXの大きな特徴です。

以下はクラウドPBXとIP-PBXの違いを一覧にした表です。

 –クラウドPBXIP-PBX
種類クラウド型システムオンプレミス型システム
サーバークラウド上に用意されている自社内に設置する
初期費用工事費用がかからない工事費用がかかる
運用月額利用料がかかる安定稼働できる
セキュリティインターネット上に接続するため要注意安全

クラウドPBXの機能

クラウドPBXの主な機能として以下3つが挙げられます。
固定電話では電話をする場所が限られて従業員間での連絡も大変でしたが、クラウドPBXを使えば携帯電話やスマホを内線化してスムーズな連絡を実現できるのです。

・携帯電話の内線化
・リモートコールバック
・拠点間を内線化

機能1.携帯電話やスマホの内線化

クラウドPBXを使うことで携帯電話やスマホを内線化できます。

従業員が外出している場合やテレワークをしている場合でも従業員の携帯電話に内線を繋げることで電話を取り次げます。

また、相手先に表示される番号も会社の電話番号で表示されるため、自分の電話番号を相手に知られなくなるというのもメリットの1つです。

機能2.リモートコールバック

クラウドPBXではリモートコールバック機能で会社にかかってきた電話を自動でコールバックします。

事前に電話帳のグループ登録してある携帯電話やスマートフォンから会社に電話を入れてワンコールすると、自動でコールバックします。

機能3.拠点間を内線化

クラウドPBXを使えば異なる場所にある電話機を内線で繋げられます。

従来の固定電話やビジネスフォンでは社内に置いていた装置で複数の電話機を接続していたため、同じ場所にいなければ接続できませんでした。
しかし、クラウドPBXではインターネットによる接続であるため異なる場所でも内線化が可能です。

離れた事業所や地方の支社とも内線化できるといった使い方ができます。

クラウドPBXを導入する6つのメリット

クラウドPBXを利用するメリットとして、以下6点が挙げられます。
通信費を削減できるほか、社内でコミュニケーションをとる手段が豊富になるなど業務効率化としての効果を期待できるでしょう。

・スマートフォンで内線が利用できる
・通話料がかからない
・テレワークの推進
・契約台数を調整しやすい
・契約してすぐに使える
・緊急時の対策になる

メリット1.スマートフォンで内線が利用できる

クラウドPBXを使うことでスマートフォンを使った内線が利用可能です。

これまではデスクに居なければ会社宛ての電話を受けられませんでしたが、外出先やテレワークで自宅にいる場合にも会社宛ての電話を受けられるようになります。

また、スマートフォンを内線化することで電話の取次ぎをする負担も軽減できます。

会社にかかってきた電話を担当者へ取り次げるため、担当者がオフィスにいなくても取り次げるのです。

メリット2.通話料がかからない

クラウドPBXで繋いだ内線はインターネットで接続されるため通話料がかかりません。

出先から同僚に電話をかける場合は通話料がかかってしまいますが、クラウドPBXで内線通話することで通話料をかけずに繋げられます。

メリット3.テレワークの推進

スマートフォンの内線化によってテレワークの推進も後押しできます。

これまでは電話をとるために出社が必要であった場面でもクラウドPBXを導入することで自宅でも仕事をしやすくなるのです。

メリット4.契約台数を増減しやすい

従来のPBXでは機器の買い替えや工事が必要で、契約台数の増減を管理することが大変でした。

クラウドPBXを導入すれば契約台数を増減しやすくなります。

台数を増やしたい場合はライセンスの追加購入をするだけで増設ができるので、契約台数を増減する手間がなくなるのです。

メリット5.契約してすぐに使える

クラウドPBXは契約してすぐに使えるメリットもあります。

クラウド型のサービスは自社内にサーバーやハードウェアを設置する必要がないため、契約したその日からすぐに導入できます。

ライセンスを取得すればその日から使えるため、すぐに導入の効果を実感できるでしょう。

メリット6.緊急時の対策になる

クラウドPBXを使えば緊急時に告知ができるなど、緊急時の対策になります。

オートコールを使って緊急時や災害時に従業員の安否確認や緊急招集ができるため、万が一の際に備えとしての役割を果たせるのです。

クラウドPBXを選定するポイント

クラウドPBXを選定するポイントとして、以下3点を比較することがおすすめです。

・通話品質・音質を比較する
・料金は企業規模に合わせて適切か
・セキュリティ面は安全か

ポイント1.通話品質・音質を比較する

クラウドPBXでは通話の品質や音質を重視しましょう。

ただし、利用する環境によっては通話の品質や音質が安定しないことがあります。

外出先やテレワークをする時は電波が安定しない場合もあるため、十分に通話ができなくなるため注意してください。

ポイント2.料金は企業規模に合わせて適切か

クラウドPBXには通話するだけでなく、オプション機能として録音機能や通話を記録して文字起こしする機能などビジネスに役立つツールが盛り込まれています。

導入規模や利用する従業員数によって従量的に料金が計算されるサービスもあります。

自社の規模や用途に合わせて必要な機能を搭載できるサービスを選びましょう。

ポイント3.セキュリティ面は安全か

クラウドPBXではセキュリティ面が安全であるかどうかをチェックしましょう。

クラウドBPXを使用する際、通話内容や顧客情報などの重要な情報を取り扱うためセキュリティが安全でなければ情報漏洩などのリスクがあります。

セキュリティが安全であるか確認するためには第三機関の認証を受けていることが判断材料の1つです。

第三機関の認証とはセキュリティレベルが適切であることをセキュリティ評価基準に基づいて検証したものです。

認証を受けたソフトは一定のセキュリティが十分であるため、安心して使えるソフトといえます。

おすすめクラウドPBX5選を比較!

クラウドPBXを導入する際におすすめのツールとして、以下5つのツールを紹介します。

・ひかりクラウドPBX
・MiiTel
・トビラフォンCloud
・03plus
・telmee

ひかりクラウドPBX|NTT東日本

ひかりクラウドPBXはNTT東日本が提供するクラウドPBXサービスです。
通信速度の高いインターネット光回線を使用しているため、高品質な通話を利用できます。

専用アプリケーションを用いることでスマートフォンを内線化し、自宅や外出先などの環境でもオフィスの電話番号で発着信が可能になります。

サービス名ひかりクラウドPBX
サービスURLhttps://business.ntt-east.co.jp/service/pbx/
運営会社NTT東日本
機能一覧内線通話
外線の取り次ぎ
複数番号への転送
スマートフォンの内線利用
ダイヤルイン

MiiTel(ミーテル)|株式会社RevComm

MiiTel(ミーテル)はビジネス向けのスマート電話です。

自動録音や通話中のモニタリングができるほか、外部SFAなどと自動連携することで業務効率化をサポートします。

通話内容を記録してAIで分析し、膨大なデータを活用してコールセンターの機能を効率化します。

サービス名MiiTel(ミーテル)
サービスURLhttps://miitel.com/
運営会社株式会社RevComm
機能一覧・IP電話
・自動録音
・通話中のモニタリング
・コールセンター機能
・外部アプリ連携

トビラフォンCloud|トビラシステムズ株式会社

トビラフォンCloudは電話業務のプラットフォームを構築するサービスです。
クラウドPBXによって個人スマホを社用電話として利用できます。

サービス名トビラフォンCloud
サービスURLhttps://tobilaphone.com/biz/cloud/
運営会社トビラシステムズ株式会社
機能一覧・電話番号の使い分け
・迷惑電話のフィルタリング
・発信元の電話番号を特定
・セキュリティ機能(通話の暗号化・IPアドレス制限)

03plus|株式会社グラントン

03plusはスマートフォンプラスで市外局番が使えるアプリです。
複数名で1つの電話番号を共有できるほか、電話番号の追加や鳴り分け設定も可能です。

固定電話は引っ越しをすると使えなくなる心配がありますが、03plusは引っ越しをしても電話番号そのままご利用いただけます。

サービス名03plus
サービスURLhttps://03plus.net/
運営会社株式会社グラントン
機能一覧・複数の電話番号を複数名で対応
・WEB電話帳
・時間外アナウンス
・留守番電話
・クラウドFAX
・03番号が全国で利用可能

telmee(テルミー)|株式会社ソフトフロントジャパン

telmee(テルミー)は050番号、0120番号、0800番号を回線工事なしで即座に割り当てて使用できるアプリです。

AI 付きの高品質音声合成によって人の肉声に近い音声案内を実現します。
督促業務や災害通知など、ビジネスの幅広い場面で活躍できます。

BYOD(Bring Your Own Device)対応では従業員のスマホやタブレットをそのまま内線電話として使用可能です。

サービス名telmee(テルミー)
サービスURLhttps://ja.telmee.net/
運営会社株式会社ソフトフロントジャパン
機能一覧電話番号はそのまま
豊富な内線機能
BYOD対応
高品質
クラウドで番号管理
音声自動応答(IVR)機能搭載
オートコール

クラウドPBXでスマホを内線化しよう!

クラウドPBXは社内の通話環境を大きく改善できるビジネスツールです。
クラウド型のツールであるため、初期費用をかけず簡単に導入ができます。

スマホを内線化することで従来まで固定電話にかけてきた通信コストを大きく削減できます。
離れた場所にいても内線を使えるため、テレワークの促進も実現可能です。

株式会社プラストではクラウドPBXをはじめとするビジネスフォンの導入をお手伝いしています。
クラウドPBXでビジネスの通信環境を改善して業務効率化を実現しましょう!

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