バナー制作リサイズは初心者でも可能?相場・注意点・ポイントを解説
WEB上でキャンペーンやサービスを告知する際に使用されるバナーは、媒体や設置場所によって最適なサイズが異なります。
既存のバナーよりも小さいサイズ、または大きいサイズのバナーが必要になった際には、バナーリサイズが必要です。
当記事では、バナーリサイズに関する下記6つのポイントを解説しているので、バナーリサイズを内製するか外注するか悩んでいる人は参考にしてください。
- バナーリサイズとは
- 初心者でもバナーリサイズはできるか?
- バナーリサイズを外注する際の費用相場
- 自分でバナーリサイズをする際のポイント
- バナーリサイズを依頼する際の注意点
バナーリサイズってなに?
バナーのサイズを変更することを、バナーリサイズといいます。
バナーリサイズは、バナーを縮小・拡大するだけではなく、サイズ変更後のバナーに合わせて、文字サイズやレイアウトを変更しなくてはいけません。
たとえば、もとのバナーよりも大きくリサイズする場合は、バナーに空白ができてしまうため、素材や文章を追加して、不自然にならないようデザインし直す必要があります。
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バナーリサイズの必要性
「バナーのサイズは1種類で十分ではないか」と考える人もいるでしょう。
しかし、バナーは媒体や設置箇所によって最適なサイズが異なります。
サイズの合わないバナーを設置していると、ユーザーがサイトを離脱したり、思うような効果が得られなかったりするため、設置箇所に合わせたバナーリサイズが必要です。
媒体ごとに適したバナーサイズが違う
バナーは、媒体ごとにサイズ規定があります。
たとえば、GDN(Google ディスプレイネットワーク)は、336×280サイズのバナーが主流ですが、YDA(Yahoo!ディスプレイ広告)は336×280サイズのバナーに対応していません。
広告出稿媒体に合わせて、適切なサイズのバナーにリサイズする必要があります。
サイトの設置箇所に合うサイズのバナーが必要
メインコンテンツの上にバナーを設置する場合は、728×90サイズのビックバナーが最適です。
しかし、コンテンツ内にバナーを埋め込む場合は、300×250サイズのレクタングル(中)が好まれます
サイトの設置箇所によって適切なバナーサイズが異なるため、設置箇所に合わせたバナーリサイズが必要です。
バナーリサイズは初心者でもできる?
バナーリサイズは、初心者でも行えます。
しかし、大幅なサイズ変更はデザインを変更しなくてはいけないため、初心者がリサイズした場合、文字やデザインに違和感のある仕上がりになるかもしれません。
ここからは、下記3通りのメリット、デメリットを解説するので、自分のニーズに合った方法を探してみてください。
- バナーリサイズを自分でする場合のメリット・デメリット
- 代行会社に依頼する場合のメリット・デメリット
- フリーランスに依頼する場合のメリット・デメリット
自分でバナーリサイズするメリット・デメリット
「バナーのサイズ変更程度であれば、自社で行いたい」と考えている人もいるでしょう。
しかし、自分でバナーリサイズを行う際は、メリットだけでなくデメリットも考慮しなければ、作業の進行に大幅な遅れがでる可能性があります。
初心者が自分でバナーリサイズを行うメリット・デメリットを紹介するので、バナーリサイズの内製を検討している人はチェックしておきましょう。
メリット
自分でバナーリサイズするメリットは、外注に比べて費用を削減できることです。
無料アプリなどを利用すれば、バナーリセットに費用をかける必要がありません。
また、バナーリサイズに必要な知識が身に付き、実績として仕事につながる可能性があります。
- バナーリサイズにかかる費用を削減できる
- 実績になる
- バナーリサイズに必要な知識が身につく
デメリット
初心者が自分でバナーリサイズをすると、調べながら作業を行うことになるため、期日までに完成できないかもしれません。
バナーリサイズの作業が遅れることで、他の業務に支障がでることも考えられます。
また、初心者がバナーリサイズをする場合、クオリティの高い仕上がりにするのは難しいでしょう。
- 期日に間に合わない可能性がある
- クオリティが低くなる可能性がある
- 他の業務に影響が出る可能性がある
代行会社にバナーリサイズを依頼するメリット・デメリット
「自社でバナーリサイズの対応ができないから、代行会社に依頼したい」という人もいるでしょう。
代行会社は、バナー制作やリサイズの実績が豊富なため、安心して依頼できますが、デメリットもあるため、メリット・デメリットを比較して、ニーズに合っているか確認する必要があります。
代行会社にバナーリサイズを依頼するメリット・デメリットを紹介するので、代行会社の利用を検討している人は、チェックしておきましょう。
メリット
代行会社を利用するメリットは、クオリティの高い制作物を納品してもらえることです。
また、掲載媒体や自社サービスに合わせた提案をしてもらえるので、リサイズ後のバナーデザインやバナーのサイズ展開に悩んでいる人におすすめです。
バナー制作実績が豊富な代行会社なら、品質・スピード・対応力に満足できるでしょう。
- クオリティの高い制作物を提出してもらえる
- スピーディーに作業をしてもらえる
- 掲載媒体や自社サービスに合わせた提案をしてもらえる
デメリット
代行会社にバナーリサイズを依頼すると、作業内容に応じて費用が加算されます。
費用を抑えて契約すると、対応作業の少なさや修正回数の少なさに不満を感じるかもしれません。
また、自社に実績やノウハウが蓄積されないので、定期的にバナーを変更する場合は、継続した契約が必要になります。
- 費用が高い
- 実績やノウハウが蓄積されない
- 修正できる回数が限られている
フリーランスにバナーリサイズを依頼するメリット・デメリット
「費用を抑えて外注したい」という人は、フリーランスへの依頼を検討していることでしょう。
しかし、フリーランスの利用にはデメリットも多いため、慎重に検討することが大切です。
フリーランスにバナーリサイズを依頼する際のメリット・デメリットを紹介するので、依頼する前に確認して、トラブルを防止する契約を締結してください。
メリット
フリーランスにバナーリサイズを依頼するメリットは、代行会社に比べて費用が安いことです。
安価に大量受注しているフリーランスも多いため、バナーを複数展開している場合や、複数サイズのバナーを作りたい人におすすめです。
また、自社でもバナー制作の負担を軽減できるので、他業務に影響を与える心配もありません。
- 費用が安い
- バナー制作に関する負担を軽減できる
- 大量に発注できる
デメリット
フリーランスは、依頼する相手によって習得している技術やセンスに差があるため、依頼前に自社の求めるクオリティを満たしているか確認することが大切です。
しかし、クオリティの高いバナーを制作するフリーランスは人気が高く、継続依頼しにくい可能性があります。
また、情報漏洩の心配もあるため、契約する際は秘密保持契約を結びましょう。
- クオリティの低いバナーが納品される可能性がある
- 継続依頼をしにくい
- 情報漏洩の心配がある
バナーのリサイズにかかる費用相場
自分でバナーリサイズを行う場合、無料のソフトやアプリを使用すると、バナーリサイズに費用はかかりません。
バナーリサイズを代行会社に依頼する際にかかる費用の相場は、2,000円~4,000円程度です。
多くの代行会社では、バナー制作の半額でリサイズを行っています。
自分でバナーをリサイズする際のポイント
バナーリサイズは、ただバナーを縮小・拡大すればいいわけではありません。
「費用を削減するために、自分でバナーリサイズを行いたい」という場合は、これから紹介するポイントを参考に、バナーリサイズに挑戦してみてください。
下記7つのポイントを抑えると、上手にバナーリサイズができます。
必要な情報を精査する
バナーリサイズをするときは、必要な情報を精査して、重要度順に書き出してください。
バナーサイズが小さくなると、バナー内に記載できる情報が少なくなります。
情報を精査して重要度順に書き出しておくことで、必ずバナーに記載しなくてはいけない内容が明確になるでしょう。
動線を意識して情報を並べる
バナーリサイズをする際は、導線を意識して必要な情報を並べなくてはいけません。
人間は左上・右上・左下・右下の順番で情報をチェックします。
そのため、最初に精査した情報の、最も重要な内容を左上に記載することで、効果的にユーザーに訴求できるでしょう。
画像をしっかり見せる
バナーに使用する画像は、コピーやロゴと被らないように設置してください。
画像と文字、ロゴが重なってしまうと、ゴチャゴチャした印象になってしまいます。
必要な情報をうまく訴求できなくなってしまうので、画像とそのほかの素材が重ならないよう注意しましょう。
ロゴはバナーの端に設置する
バナーは、コピーによる訴求が一般的なため、ロゴが目立つ場所にあると効果が半減してしまいます。
そのため、ロゴは、バナーの端に設置するのがおすすめです。
ただし、ブランド力の強い企業であれば、ロゴが目立つデザインを採用することで、会社自体をPRできます。
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元のバナーを意識しすぎない
バナーリサイズの際は、元のバナーデザインを意識しすぎないことも大切です。
元のバナーを意識すると、訴求に効果的なレイアウトができなくなってしまいます。
また、変更サイズによっては、情報や素材の取捨選択も必要なため、大幅なレイアウト変更も視野に入れて作業しましょう。
レイアウトのバランスに気を付ける
バナーリサイズでレイアウト変更する際は、バランスに気をつけて素材を配置しなくてはいけません。
元のレイアウトのままリサイズすると、不自然な空白ができたり、情報過多になったりします。
「どのようにレイアウトしたらいいのか分からない」というときは、画面三分割法やグリッドシステムを参考にしてみてください。
画面三分割法 |
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バナーを縦と横にそれぞれ3等分して、線の交差するポイントに素材を設置します。 画面三分割法は、バランスのいいレイアウトを作るのに最適です。 |
グリッドシステム |
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バナーを縦と横を等間隔に分割して、格子状のガイドに素材を設置していきます。 グリッドシステムでレイアウトすると、規則性のあるレイアウトが簡単に制作可能です。 |
広告審査に通過できるバナーを制作する
バナー広告は、広告審査に通過しなければいけません。
法に反するバナーを使用した場合、行政処分や刑事罰が科されます。
広告審査を通過するためには、下記ポイントに気をつけましょう。
- バナーに枠線をつけ、バナーとサイトの同化を防ぐ
- 会社名やロゴを明記する
- 媒体に合わせた画像形式にする
- 媒体の指定容量内に収める
- バナーとリンク先の整合性に注意する
- アニメーションは15秒~20秒で停止させる
- ユーザが不快に感じる画像や表現をしない
- サービスや商品の税込価格を明記する
- 薬機法や景品表示法などの法律を守る
バナーのリサイズを依頼する際の注意点
バナーリサイズの内製が難しい場合、代行会社やフリーランスに依頼する必要があります。
この章では、バナーリサイズを依頼する際の注意点を解説します。
代行会社やフリーランスに依頼する際は、この章の注意点を念頭におき、制作依頼をしてください。
依頼先の得意なデザインをチェックしておく
バナーリサイズは、バナーを縮小・拡大するだけでなく、文字サイズの調整やレイアウトの変更も行わなくてはいけません。
そのため、バナーリサイズを依頼する際は、依頼予定先の得意なデザインをチェックしておくことが大切です。
自社の求めるクオリティやテイストか、同業種のバナー制作実績はあるのかを過去の制作実績で確認しておきましょう。
見積もり金額は作業内容に見合っているか確認する
バナーリサイズを依頼する際は、見積り金額と作業内容に整合性は取れているか確認しておきましょう。
見積もり金額が高額な場合は、内訳で不要なサービスはないか確認して、再度見積もりを出してもらってください。
見積もり金額が想定よりも高いという場合は、相見積もりで価格交渉するものおすすめです。
バナーリサイズに必要な情報を共有する
バナーリサイズを依頼する際は、代行会社やフリーランスと必要な情報を共有することが大切です。
情報共有に齟齬がないように、密なコミュニケーションを取りましょう。
バナーリサイズを依頼する際に共有しておきたい情報は、以下の通りです。
- 掲載媒体
- 素材
- コピー
- 掲載情報
- ターゲット
- デザインイメージ
修正依頼は具体的に伝える
バナーリサイズの修正を依頼する際は、具体的な修正内容を伝えてください。
バナーリサイズの修正は、上限回数を定めている代行会社が多いです。
そのため、「バナーの文字の色が淡いから、もっと濃い色に修正してほしい」というように、何が原因でどのような修正をしてほしいのか伝えて、再修正を回避しましょう。
自分でバナーリサイズをするのが大変な場合は代行会社に依頼するのがおすすめ
バナーリサイズは単純にバナーを大きくしたり、小さくしたりするだけではなく、広告審査に通過できるよう調整したり、不自然になら内容修正したりしなくてはいけません。
そのため、バナー制作をしたことがない人がバナーリサイズに挑戦するのは、難易度が高いといえるでしょう。
バナーリサイズの内製が難しい場合は、代行会社に依頼して、クオリティの高いバナーに仕上げてもらうのがおすすめです。